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勉強の環境設定の工夫

2022.04.03 | Category: 小児

みなさん、こんにちは。4月になりました。お子様達は春休みの折り返しですね。

長期休みの保護者様の悩みと言えば、毎日のお昼ごはんのメニューと子供の宿題・勉強を如何にスムーズに終わらせるか……! あれ?我が家だけですかね?我が家の長期休みのお昼ご飯は、うどん、チャーハン、焼きそばの出現率がめちゃくちゃ上がります。「またこれ?」って顔をされますが、一応は何も言わずに食べてくれます・・・。

そしてもう一つのお悩み、お子様の宿題・勉強についてのお話です。普段、お子様は宿題や勉強をどこでされていますか?自室?リビング?低学年の間なんかは、リビングで宿題をされる機会も多いかと思います。リビング学習は保護者様の気配や生活音を感じながら、リラックスした状態で勉強ができるメリットがあります。しかし、下のお子様が遊んでいたり、リビングにあるおもちゃに視線が行ったりと、集中しにくいこともあるかと思います。

特に発達障害をお持ちのお子様は集中しにくい傾向にありますので、勉強をするための環境の設定は非常に重要になります。

そこで、今日紹介したいものがこちら!

据え置き型の卓上パーテーションです!すいません、正式な商品名を控えていませんでした・・・。#卓上パーテーション#リビング学習で検索して頂ければ、すぐに見つかると思います。お値段は安い物では1000円代から販売されています。

このように、空間を囲って気になるものが視界に入らないようにすることができます。不必要な情報を遮断することができますし、広い空間よりも狭い空間の方が集中力が上がるという研究もたくさん出ています。

 

全体の写真です。ペン入れ、クリップやポケット、プリントを入れておける透明なポケットがついています。この卓上パーテーションのポケットたち、とてもありがたい存在なんです。

発達障害のお子様でいざ勉強を始めると、とても気になることがあります。もちろん、よく言われる姿勢の悪さや落ち着きのなさなんかもありますが・・・。

それ以上に・・・。めちゃくちゃ机から物を落とす!!!!

鉛筆は言わずもがなですし、消しゴム・定規・赤青鉛筆なんかはすぐに行方不明になります。(たいてい、ノートの隙間や教科書の下から出てきます)せっかく勉強に集中してきても、鉛筆を拾うために勉強を中断、消しゴムを探して勉強を中断、定規がなくて勉強を中断、なんて場面がたびたびあります。あるお子様のお母様は、ノートに字を書いている時間よりも鉛筆や消しゴムを探している時間の方が長いかも。なんておっしゃっていました。

私たちは無意識に次に使いやすいように視界に入りつつ、机から落ちない場所に消しゴムを置きますが、このようなお子様方は何の気なしにポンと消しゴムをおいてどこに置いたか分からなくなります。

また、自分の身体と物の距離感がつかみにくいお子様もいらっしゃるので、筆箱にきちんと入れるように援助しても、結局は筆箱ごと床に落として筆箱の中身をぶちまけてしまうなんてこともしばしば。(よく身体をあちこちにぶつけるお子様に多いです)

しかし、この卓上パーテーションのペン入れに消しゴムや鉛筆、定規を入れておけば、物を落とす頻度がかなり減らせます。また、机にたくさん教科書やプリントを出していることも消しゴムや定規など勉強道具をなくす原因になりますので、クリップやポケットに教科書・プリントを挟めば、机にはノートだけになり物をなくすこともかなり減ります。

使った後はこのように小さく折りたたむことができます。A4より少し大きいぐらいです。

昔はこんな安くて便利な物はなかったので、板を切って、ヤスリをかけて、ニスを塗って、丁番をつけて・・・。と手作りしていました。板で作ったパーテーションは重量感がとてつもなかったです。

便利ないい時代になりましたね。

また何かご自宅で使えそうな便利な物を見つけましたら紹介したいと思います。

今回は卓上パーテーションのご紹介でした。お子様によって集中できる環境はそれぞれだと思います。我が家はこんな工夫をしています!なんてことがありましたら、是非教えてください★

筋トレの話②

2022.03.17 | Category: 筋トレの話

皆さん、こんにちは。本日は筋トレの話、第二弾です。前回は筋トレの目的は、筋肥大筋肉を大きくする【筋肥大】と筋力を強くする【筋力強化】の2つがあり、どちらを目的にするかでトレーニング内容が変わること、【筋肥大】の方法についてお話させていただきました。

運動の強度が小さくても筋トレの回数・セット数を多することで、高強度の運動と同じ総負荷量にすれば、【筋肥大】は可能ですよー。ということでした。今回は【筋力強化】についてお話させていただきます。

【筋力強化】

文字通り、筋力を強くすることです。

先に結論を言いますと、「筋力増強は高強度トレーニングあるのみ!」です。アメリカのスポーツ医学会でも、筋力増強の効果を最大化するには「高強度トレーニングが推奨される」と答えています。では、なぜ筋力強化には、高強度トレーニングなのでしょうか?その理由も含めて、筋力強化に必要な3つのポイントをお話しします。

①筋肉の「サイズの原理」

脊髄(せきずい)から伸びる運動神経はいくつかの筋繊維と繋がり、筋肉の収縮をコントロールしています。(図1)このひと繋がりのユニットを「運動単位」と呼びます。

図1

運動単位は1つの神経が数十本の筋繊維を支配する「小さな運動単位」と数百本から数千本の筋繊維を支配する「大きな運動単位」があります。筋肉は小さな運動単位から優先的に動員されるので、弱い負荷量ですと「大きな運動単位」は動員されません。しかし、強い力を発揮させるためには大きな運動単位も動員して収縮させることが絶対条件になります。その為、筋力強化には「大きな運動単位」が動員されるだけの負荷が必要となります。

②運動単位の同期

さきほど述べたように、筋肉には「小さな運動単位」から「大きな運動単位」があります。大きな運動単位を動員させてもそれぞれの運動単位がバラバラに働いていると、強い力は生まれません。強い力を発揮させるには、同じタイミングで収縮させることが重要になります。これを「運動単位の同期」といいます。強い力を発揮するには運動単位の同期が必要です。

③神経活動の発火頻度(レートコーディング)

もう一つ強い力を発揮する上で重要なのが、神経活動の発火頻度です。神経活動の発火頻度を高めれば、多くの運動単位が同じタイミングで動員され、強い筋力が発揮できるようになります。

 

ほぼ未経験の高強度トレーニングを繰り返していると、脳の中では神経活動の発火頻度が高まり、複数の運動単位を動員・同期して強い力を発揮するように神経ネットワークを再構築していきます。これが、神経活動の適応による筋力増強のメカニズムです。

「よし!じゃあ、今日から負荷を強くしてバンバントレーニングしよう!」と思った方!ちょっと待って下さい!

前回のコラムでもお話しましたが、高強度トレーニングは怪我のリスクがつきまといます。また、連合反応の増悪などよくない影響も考えられます。普段の臨床場面でも、自己流の筋トレをされていて変な癖がついてしまい、せっかくお持ちの潜在能力が阻害されている・・・。癖を治すのに時間がめちゃくちゃ掛かる・・・。なんて方もたびたびお会いします。非常にもったいない・・・。

怪我を予防しつつ、適切に筋力を強化する為に必要なのが「正しいフォーム」です。皆様の中で、歩く姿勢を間違ったフォームから正しいフォームに矯正したら、逆に歩きにくくなったという経験がある方はいらっしゃいませんか?これは神経活動が間違ったフォームに適応していたからなんです。正しいフォーム・間違ったフォームでは使われる筋肉や神経活動のネットワークが異なります。正しいフォームに神経を適応させつつ、怪我をしない・連合反応が出現しない範囲の運動強度を探っていく必要があります。なかなか自分では難しいことですので、是非、私たちに相談して下さい。

最後にもう一つ、筋力強化について面白い話があります。それは「イメージトレーニングだけで筋力が上がる」というものです。イメージをすることで脳の運動の指令を出す運動野という場所と脊髄の神経活動が増加するからです。10%程、筋力が増加しますが、イメージだけでは翌日に元の筋力に戻ってしまいます。ですので、運動をイメージしてからトレーニングやリハビリをする、イメージ+実際の運動が効果的だと思います。

以上、長くなりましたが筋トレのお話でした★

しつこいかも知れませんが、くれぐれも自己判断で高強度のトレーニングはなさらないで下さい!ではまた★

筋トレの話①

2022.03.06 | Category: 筋トレの話

皆さん、こんにちは。暖かい日が段々と多くなってきましたね。私は花粉症にやられています・・・。

実は、私はひどいアレルギー体質でして、この時期は花粉症・喘息・気温差による免疫の低下からの体調不良・・・。毎年しんどい時期でもあります。

体調を整える為、運動を増やすように心がけています。しかし、この時期は花粉地獄なので、屋外で運動すると鼻づまり・目の痒みがひどいことに・・・。ですので、屋内でできる筋トレを中心に頑張っています。(最近さぼり気味ですが・・・。)

そこで、今日は筋トレについてお話したいと思います。

スポーツ科学の分野では筋トレの目的は大きく2つに分けることができます。

・筋肉を大きくする(筋肥大)

・筋力を強くする(筋力増強)

どちらを目的にするかによって、トレーニングの方法・内容は大きく変わります。それぞれの方法を簡単にまとめたいと思います。

 

【筋肉を大きくする(筋肥大)】

従来の筋トレの常識では、筋肉を大きくするためには、重いダンベルやバーベルを使うような高強度トレーニングが最も効果的な方法だと言われてきました。実際、「筋トレ」と聞くとダンベルなどで強い負荷をかけて運動をするイメージを浮かべた方は多いと思います。

しかし、身体への負担が大きい高強度トレーニングは筋トレの初心者、未経験者、高齢者にとっては負担が大きくなります。脳卒中の片麻痺の方にとっても、身体に合っていない高強度なトレーニングは、痛みの原因や連合反応の増大、運動方法の誤学習など良くない影響が出てしまう可能性が十分にあり得ます。

ところが近年、低強度なトレーニングでも、条件を満たせば高強度トレーニングと同等の効果が得られることが分かりました。条件とは以下の通りです。

・総負荷量を高める

・総負荷量は 運動強度×回数×セット数 で決まる

 

どいうこと???。説明します。

運動の総負荷量は運動強度×回数×セット数で決まると言われています。その根拠の一つとなったのが、2010年、カナダのマクマスター大学での報告です。

90%の高強度でトレーニングを行うグループと30%の低強度でトレーニングを行うグループに分け、疲労するまでトレーニングを行わせました。

90%のグループのトレーニング回数は5回、30%のグループのトレーニング回数は24回となり、総負荷量は90%のグループは710Kg、30%のグループは1073Kgとなりました。筋たんぱく質の合成率は総負荷量の大きな運動強度30%の低強度グループの方が高い増加を示しました。

つまり、低強度の運動でも回数やセット数を多くすれば、高強度のトレーニングと同等の効果が得られるということです。高強度な運動は、やはり怪我のリスクも高まりますし、個人的にはモチベーションの維持がとてもつらくなります・・・。低強度でも効果があると分かれば、こつこつやっていける気がしますよね!

次回、2つ目の筋力増大についてお話します★

新しい枕を購入しました★

2022.02.07 | Category: 未分類

みなさん、こんにちは。少し暖かくなりましたが、まだまだ寒い日も多いですね。

日によって気温差があると、体調を崩しやすくなるので、しっかりと睡眠をとって体を休めたいところです。

その為には、枕ってとっても重要ですよね?枕一つで姿勢の安定性は大きく影響を受けます。

 

有限会社東景様より枕をご紹介して頂き、当センターで新しい枕を購入いたしました。

こちらの枕です。その名も「頸椎安定(けいついあんてい) 頭すっきり枕」!

枕の中央の部分が窪んでいて、頭部にフィットするようになっています。

そして枕を横から見ると、首にあたる部分が9cm程高くなっています。以前、腰痛の話で、背骨はS字になっているということをお話させていただきました。

首のところが少し反っているのがわかるでしょうか?(前弯といいます)

この前弯に沿うような形状の枕で、首の筋肉に過度の負担がかからないようになっています。

中央の水色の部分は冷却ジェルが入っており、夏は涼しく快適に睡眠ができるそうです。冷却ジェルはもちろん外すことができます。

まだまだ寒いので、夏まで冷却ジェルはお休みですかね・・・。

この枕でリハビリすることも もちろん可能ですので、気になる方は是非、遠慮せずお声がけくださいね★

 

有限会社 東景様

頸椎安定 頭すっきり枕 http://toukei-koshigaya.com

腰痛の話②

2022.01.30 | Category: 腰痛

皆さん、こんちには。いかがお過ごしでしょうか。

前回は「腰痛」についてお話させていただきました。

今回は「腰痛」の第二弾として、「なぜ、腰痛には体幹筋なのか?」を中心にお伝えしたいと思います。

腰痛の発生について、脊柱(背骨)の構造と合わせてお話させていただきます。

図1

脊柱は本来であれば図1のように緩やかなS字のカーブを描いています。腰痛をお持ちの方はこのカーブが崩れている場合が非常に多いです。

図2

図2は背骨の間の構造です。赤く塗られているところが椎間板です。椎間板は柔らかく弾力性に富んでおり、骨を衝撃から守るクッションの役割をしています。そして、赤い丸で囲われているところが椎間関節です。これは、骨の左右に一対ずつあり、骨と骨をつないでいる関節で関節包と呼ばれるもので覆われています。

 図3 図4

 

腰椎を屈曲、所謂「猫背」の姿勢が長くなると、図3のように椎間板が圧迫され、負担がかかります。ひどくなると、椎間板の中身が後方に飛び出し、「椎間板ヘルニア」となります。

逆に腰椎を伸展、所謂「反り腰」の姿勢が長く続くと図4のように椎間関節が圧迫されて椎間関節の関節包に負担がかかり、場合によっては炎症が起こります。

腰痛をお持ちの方は、どの姿勢で痛みが起こるか、ぜひ確認してみてください。

猫背でも反り腰でも腰痛の原因となりますので、図1のように適切な脊柱(背骨)のカーブを保った安定した姿勢を獲得することが重要になります。そこで登場するのが「体幹筋」です。

図5

図5は腹部の断面図です。図の中央にある灰色の部分が背骨になります。

脇腹の筋肉が3層になっているのが見えるでしょうか?

内側から順番に、腹横筋(ふくおうきん)内腹斜筋(ないふくしゃきん)外腹斜筋(がいふくしゃきん)です。

姿勢の安定には、脇腹のこの3つの筋と背骨のすぐ後ろにある多裂筋(たれつきん)がしっかりと働く必要があります。

特に腹横筋は体をグッと引き締めるコルセットの役割をしており、姿勢の安定に大きく貢献しています。そして多裂筋が働くことで、背筋が伸びて、図1の適切な脊柱のカーブとなります。

これらの筋肉が弱くなると、姿勢が悪くなり、上記の椎間板や椎間関節への負担が増えます。

また、無理に姿勢を保とうとして腸肋筋(ちょうろくきん)・最長筋(さいちょうきん)の二つを合わせた脊柱起立筋が過剰に働き、筋肉性の腰痛の原因となります。

腰痛は、普段の姿勢、ご自宅やよく過ごされている場所の環境、上記の筋肉のどこが弱いか、また過剰に働いている筋肉はどこかなど、様々なことを見ていく必要があります。腰痛の治療は痛みの原因やその方に合った運動の方法・負荷量、気を付けなければいけない動作など、とても個別性が強いものです。腰痛でお困りの方は是非、一度ご相談ください。

 

※以下の症状がある方は早めの受診をお勧めします※

・24時間以上強い痛みが起こり続けていて、どんな姿勢をとっても痛みが増強する

・下肢にもしびれや痛み、力の入りにくさなどの症状が出ている

・腰痛が起こってから排尿・排便の量が減り、頻度が多くなった

・腰痛に発熱や腹痛を伴っている

 

以上、腰痛についてのお話でした!

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