脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)における後遺症の改善を目指すために、利用回数に制限のない集中的なリハビリテーションを行う、従来にはない完全予約制の保険外(自費リハビリ)サービスを行う施設です。
病院を退院した後のご自宅や施設での生活場面では、「身体が思うように動かなくて困ること」や「趣味をもう一度再開したい」など「もっとこうなりたい」という思いが、より浮き彫りになる方が大勢いらっしゃいます。
その具体的な思いに対してリハビリを実施することで、より発展的な内容でのリハビリテーションを行います。
また、身体の痛みや痺れにお悩みの方に対しては、なぜその場所に痛みが生じているのかを実際に身体の動きを見て評価し、根本的な痛みの原因を治療します。
脳梗塞や脳出血などにより、脳の神経細胞が壊死すると手足や体幹に高い確率で麻痺という症状が現れます。
脳の神経細胞は、一度壊れると元に戻ることはないと言われておりますが、最近の研究では、「残っている神経細胞を使用することで脳が活性化し、壊死した細胞が担っていた役割を別の神経細胞が担ってくれる」ということが分かってきました。
機能回復に必要な神経細胞を活性化するためには、専門家が身体の動きを評価し「なぜその動きが困難なのか」「動かない筋膜や筋肉、皮膚にどんな感覚や動きを与えていくことにより、その動きが可能となってくるのか」を判断しながら治療を行うことが必要となってきます。その上で、その方に必要な姿勢のコントロールと手足を動かす練習を行います。手足を楽に動かすためには、「姿勢の安定が重要」とされているからです。そのことで運動野と呼ばれている脳にある運動の司令塔に感覚情報が伝わり、運動を誘発しやすくなります。
麻痺により、ご自身では動かすことが出来ない筋肉や神経などを働かすことで、今まで動かなかった部分が動かしやすくなったり、軽くなるなどすることで、円滑な動きが行いやすくなる可能性があります。
日常の生活を自分らしく生活するためには、趣味や家事、仕事などその方にとって大切な活動があります。
例えば「趣味の卓球やゴルフをもう一度行えるようになりたい」という方に対しては「卓球やゴルフのスウィングが、なぜ上手く出来ないのか?」という視点でリハビリスタッフが実際の動作をみて評価します。
その上で、その方に適したリハビリの内容を考え、マンツーマンでリハビリを行います。その他、「もっと歩けるようになりたい」「料理を作るために、包丁の操作ができるようになりたい」「通勤に必要な階段を昇り降りする動作が出来るようになりたい」など、どんな動作に対しても、その活動がもう一度行えるようになるために、誠心誠意お答え致しますので、あきらめる前にぜひ一度ご相談ください。
痛みの原因は、多くの場合、筋肉が硬くなることで起こる血行不良などによるものです。
しかし、その筋肉が硬くなる原因は、痛みを感じている場所ではなく、違う場所にあることが多くあります(例えば腰の痛みの原因が膝関節にあるなど)。
そのような痛みの治療を行うためには、実際の身体の動き(立つ姿勢や座る姿勢、歩き方など)や関節の動き方などを評価し、痛みの原因となっている場所を調べることから始める必要があります。その後に、痛みの原因となっている場所のリハビリを行うことで、根本的な痛みの治療を行います。そのため、当センターでは、痛みのある場所を直接もみほぐすようなマッサージは、ほとんど行いません。
その理由は、痛みがある場所をもみほぐすことで、その時は楽になっても痛みの原因が他の場所にある以上、日常で特定の動きを行っている間に、また痛みが起こるからです。実際の治療とご自宅での自主トレを組み合わせることで、根本的な痛みの治療を一緒に行いましょう。
だるまリハビリセンターを拝見して
医療法人忠恕 春日部在宅診療所ウエルネス
理事長・院長 笹岡 大史
私は、内科専門医として長く大学病院で心臓血管系の急性期医療に関わってきました。しかし、病気は発病した時の急性期医療だけでは解決が出来ず、慢性期から終末期の医療は発展途上の段階です。そのために慢性期以降の医療課題を解決するために、通院が難しい患者さんに訪問診療を行っています。
今回、リハビリ病院で主任を務めたのちに、だるまリハビリセンターを開設された佐藤智晴先生から自費リハビリを紹介され見学させて頂きました。「だるま(達磨)」の名称をお聞きして禅宗の開祖である菩薩達磨を思い起こします。だるまは「七転び八起き」を連想させます。人生には避けて通れない「四苦八苦」があります。四苦八苦とは、四苦(生老病死)に加え、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦の4つで八苦になります。
医療は生老病死(四苦)をどのように捉え解決していくかを考えなくてはなりません。菩薩達磨の教えに二入四行論があります。修養には知識から入る理入(りにゅう)と、実践から入る行入(ぎょうにゅう)の2つがあるとされています。リハビリを含めた医療でも同様で医学書の知識(理論)だけでは病気を良くすることは出来ません。実際の患者さんから学ぶことが多く、その学びを医師として患者さんにアウトプットしていくことが診療の基本です。その理論と実践の両立を実現するのが自費リハビリです。
リハビリを受ける病気の急性期を終え退院した患者さんは、現在の保険制度だけでは十分なリハビリの継続が難しくなります。しかし、曜日を変えたり、同じ日でも場所を変えたりすれば保険リハビリに自費リハビリを組み合わせることが可能になり、併用して個人の目的に沿ったリハビリを継続することが可能になります。そのために自費リハビリがあり、患者さん一人一人の夢や希望を叶えるために、目標を明確にマンツーマンで個別リハビリに時間をかけて行うことが可能になります。これまでの保険診療の範囲では実現できなかった機能回復が得られることは、だるまリハビリの体験者の動画を見ていただければ事実が雄弁に物語っています。積極的にリハビリに取り組みたい方は、だるまリハビリセンターを体験することをお勧めします。
元越谷ケアマネの会 会長
ものがたり訪問看護ステーションこしがや管理者
一般社団法人 生活を支える看護師の会 副代表
石原 志津子
私自身、介護業界を学びたいとの思いから、通所事業、介護予防事業、居宅介護支援(ケアマネージャー)、訪問診療同行を経て現在は訪問看護に従事しています。その中で患者さんからの訴えで、物足りなさを感じることの一つにリハビリがあります。
リハビリは医療保険、介護保険での通所、訪問もありますが、制約があり十分に受けられないこともあります。さらに制度が利用できる方はまだよいのですが、制度のはざまで利用できない方もいらっしゃいます。
リハビリがしたい、回復してまた社会復帰したいという思いを叶えてあげたいと思う場面が多々ありました。
一度は病気をして介護の状態になっても、リハビリをして社会復帰する。
たとえ病気前の状態と違っても、自分なりの新たな生き方につながる、健康寿命は自分で延ばすことができる。
だるまリハビリセンターは、一人一人の思いに寄り添うプランを一緒に考えてくれます。
リハビリにもっと取り組みたい方は、一度相談してみてください。
代表取締役 生沼和明
佐藤さんとはじめてお逢いしたのは、同友会という”社長の学校”でした。同じ委員会に所属したことがきっかけです。
“保険診療に頼らない自費でのリハビリ”
聞きなれない言葉に興味を持ったことを今でもはっきり覚えています。なぜなら高齢者介護に携わって23年、実に多くの方が脳卒中の後遺症に苦しみ迷いながら生活しているのを目の当たりにしていたからです。
歩くことが難しくなり閉じこもってしまった方。洋服を着ることが難しくなりお風呂に入らなくなってしまった方。ズボンの上げ下ろしが難しくなってトイレに行けず泣く泣くオムツをした方などきりがありません。
こういった方々をケアしてきたわけですが、残念ながら介護にも限界があります。限界を感じたとき、ひとつの考え方にたどり着きます。「あきらめ」です。しかし、だるまリハビリセンターさんのように保険に頼らないリハビリをすることであきらめずにもっともっと自分らしく生きることが可能です。だるまリハビリセンターさんは私たち地域のお守りだと思っています。
是非、だるまリハビリセンターさんを体験することをお勧めします。
当センターでは、麻痺や痛みにより身体の動きが不自由になり、ご自身の身の回りのことが出来なくなったり、趣味や役割などを継続できなくなりそうな時の「何とかしてほしい」という思いに応えられる存在でありたいと考えております。
症状の改善の先にある、あなたやその周りの方の笑顔や幸せを目標にしています。
「歩いて夫婦や家族で旅行に行きたい」「孫を抱っこしたい・一緒に遊びたい」「趣味のゴルフや卓球等がしたい」・・・。等、どんな希望でもかまいません。私に相談してください。
「あなたのやりたいことは何ですか?」
身体が不自由な時、つらい時に頼りになる存在であるよう、努力を惜しみません。
症状の改善により手足が動くということだけにとどまらず、改善の先にある「本当にやりたいことの実現」を目指して一緒に頑張りましょう。
私はこれまで、リハビリの専門病院において関東では有数の治療実績と知名度を誇る、リハビリテーション天草病院(日本経済新聞「回復期リハビリテーション病院の上位病院としてランク」ライフ企画「医師がすすめる専門病院」)にて12年間勤務をさせて頂き、延べ2万人以上の方にリハビリをさせて頂きました。臨床以外では、院内におきまして、リハビリ職員の知識や治療技術の教育に携わらせて頂きました。院外では、リハビリの講習会や勉強会におきまして指導者の一人として関わらせて頂きました。
その中で、実際の患者様の声としてよく耳にしていたのは、「退院後もこんなリハビリを受けられる場所はないの?」という言葉です。脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)のリハビリにおいては、2006年の診療報酬改定により、脳血管障害では150日、高次脳機能障害を伴った疾患では180日までしか保険適用での入院は出来ませんし、外来リハビリにつきましても、健康保険では月に13単位(1単位20分)までと定められているため、1週間では20分~40分までしかリハビリが出来ないためです。そのため、リハビリが十分でなくても退院をせざるを得ない方や退院後のリハビリに関して、十分な質と量を確保することに難渋する方も非常に多くいる現状を目の当たりにしてきました。
そのため、リハビリの質にこだわりながら、その方が求める十分な量を確保できる、自費でのリハビリサービスを提供できるセンターを立ち上げることに致しました。退院後も本格的な改善を目指して行けます。日常生活をその方らしく生活していくためには、身体機能の改善の他、その方の役割(家事や職場復帰etc)や趣味活動の再開などがあげられます。そのため、当センターでは、このような患者様の希望に対して、どんな内容であっても「もう一度これがしたい」という思いに応えられるよう最善を尽くします。あきらめる前にぜひ一度ご相談ください。
*適切な医学情報(現病歴、既往歴、リスク、処方など)を把握するため、医師のリハビリ指示書や退院時の経過報告書(サマリー)をご持参頂けますと、より一層、安全にスムーズなリハビリが行えます。
・佐藤 智晴
・1975年 秋田県生まれ
・作業療法士(国家資格)
・ボバース上級講習会終了
・元リハビリテーション天草病院 リハビリテーション部 主任
・治療経験は12年間勤務(現在18年目)。その間、延べ2万人を治療。
【内部発表】
・リハビリテーション天草病院学会 2008年~2017年(口述発表)全10回
・リハビリテーション天草病院学会 2018年 ビデオ発表1回
【外部発表】
・山梨活動分析研究大会 2009年(口述発表)1回、2010年(口述発表)1回
・山梨活動分析研究大会 2013年(口述発表・実技発表)1回
・山梨活動分析研究大会 2013年、2014年 座長
・埼玉県作業療法学会 2011年(口述発表)1回
・第50回全国作業療法学会(札幌)2016年(口述発表)1回
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