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脳性麻痺児 コミュニケーションの発達について②

2022.08.10 | Category: 小児

今回も、言葉・コミュニケーションの発達と支援についてお話したいと思います。

前回は、話すことができるようになるためには、「ことば」の基盤となる社会性・認知機能の発達が重要となり、両親・療育者とのアイコンタクトや声掛けが相互の信頼関係を形成し、他者とコミュニケーションが取りたいという動機が生まれるという話をさせていただきました。

今回は、【認知機能】についての続きです。

認知機能とは、視覚や聴覚等の知覚を通じて外界から得た情報を基に、周囲や自分の状況を認識して適切に行動する能力のことです。

ことばを話す前段階では、見る・聞く・触ることでものごとを認識していくようになります。

身の回りの物やおもちゃなど、手に触れたものを握る・手に触れた物を口に運ぶ・遊ぶことで、だんだんと物の使い方を理解し、物を用途や目的によって分別するようになります。

このような経験を通して得られる物の知覚に関する情報のおかげで、物に対してだけでなく、様々な特徴に対してもラベルを結びつけることができるようになります。(象徴機能といいます)

具体的には、大きいスプーン、小さいスプーン、木製のスプーン、金属製のスプーン、おもちゃのスプーンなど、素材や大きさ、わずかな形状の違いがあっても、すべて同じ目的の「食べること」のために使うことができるということを理解できるようになります。

また、手を振る行為が「バイバイ」など、動作とことばを結びつけることができるようになります。

 

しかし、脳性麻痺のお子様は弱視や斜視、眼球運動の難しさなどの影響で視知覚に問題を抱えていることが少なくありません。

ですから、視覚情報だけではことばと結びつきにくいことがあります。

そのようなお子様は動作とことばを結びつける際に、「立つ」といいながら立たせてあげる、「座る」といいながら座らせてあげるといったように、視覚だけでなく実際の動きとことばを連動させてあげると理解しやすくなります。

また、「大きい・小さい」「たくさん・少ない」等、概念的なことばも視知覚に難しさがあると理解しにくいので、大きいボールを触らせながら「大きい」、小さいボールを触らせながら「小さい」と声掛けをしてあげる

袋を持たせて袋の中に1つの2.3個のビー玉を入れて「少ない」10個のビー玉を入れて「多い」と声掛けをして重さで量の違いがわかるようにする、あるいは袋を振って音の違いで量の多さを教えてあげるのもいいと思います。

このように視覚だけでなく聴覚や体性感覚など、様々な感覚を使いながら声掛けをしてあげると概念的なことば理解しやすくなります。

是非、それぞれのお子様が得意な感覚を利用して、ことばの理解の手助けをしてあげて下さい。

 

またまた長くなりましたので、このあたりで一度区切りたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

脳性麻痺児 コミュニケーションの発達について①

2022.08.04 | Category: 小児

脳性麻痺のお子様について、運動機能・摂食に次いで、言葉やコミュニケーションの発達のご相談をよくお受けします。

今日は、言葉・コミュニケーションの発達と支援についてお話したいと思います。

我々大人は、どうしても「言葉が話せるかどうか」に目を向けがちですが、まずは「ことば」の基盤となる社会性・認知機能の発達が重要となります。

【社会性の発達】

子どもは生まれながらに人への志向性を持って生まれてきます。

下の図は赤ちゃんの視線を現したものです。

左が生後一か月の赤ちゃんの視線の動きです。目や顔の輪郭に注意を向けています。

右は生後二か月頃の視線の動きです。このころになると、相手の目や口元に注意を向けるようになり、あやすと笑う、声を掛けると声を出して答えるといった反応を返すようになります。

このような人との相互作用によって人との信頼関係が形成され、他者とコミュニケーションが取りたいという動機が生まれてきます。

お互いのアイコンタクトは「ことば」の発達の第一歩です。

しかし、脳性麻痺のお子様は視線をむける、つまり眼球運動に対して難しさを抱えているお子様が少なくありません。

ご両親や療育者の方は、是非、座位保持装置を使用したり、首や頭が安定するように抱っこをしてあげて下さい。

首や頭を安定させてあげるだけで、眼球運動がとてもスムーズに行いやすくなります。

次に、お子様が口の動きを捉えやすいようにゆっくりと大きな口の動きで話しかけてあげて下さい。

中には、首や頭を安定させても目が合いにくいお子様もいらっしゃると思います。

視線が合っていなくても、実は視界の端っこ(周辺視といいます)で相手の顔を見ていることがあります。

ですから、目線が合っていなくてもお子様から両親・療育者のお顔が見えるように関わってあげて下さい。

 

【認知機能の発達】

認知機能とは、視覚や聴覚等の知覚を通じて外界から得た情報を基に、周囲や自分の状況を認識して適切に行動する能力のことです。

ことばを話す前段階では、見る・聞く・触ることでものごとを認識していくようになります。

ですから、お子様に働きかける際にはアイコンタクトと共に両親や療育者など相手の「声を聴かせること」が大切になります。

実は赤ちゃんは在胎20週目で内耳が完全に発達しています。

生後数日の赤ちゃんでも他の声より母親の声を聴くことを好み、母親と他の女性を区別しているという研究データがあります。

声を聴き、顔を繰り返し見ることで、母親と他者・家族と他者・よく関わってくれる療育者と他者といった区別がつき、自分の周りの人間関係の形成の理解、そして信頼関係の形成につながります。このようにして発達し6か月ごろで人見知りがはじまります。

人見知りは、普段慣れ親しんでいる人とそうでない人がわかっている証です。

たくさん声を掛けられること・様々な音を聞くことで、耳の位置から左右や上下に音を正確に位置づける能力が発達し、声を掛けられたらその方向に振り向くということが可能となります。

コミュニケーションを取る上でとっても大切な能力ですね。

お子様の中には、気が散りやすい方もいらっしゃるので、まずはあまり騒がしくない環境がよいでしょう。

そして、間を延ばした話し言葉に興味を示しやすいので、やはりゆっくりと話し掛けることが大切です。

 

まだまだお伝えしたいことがありますが、少し長くなりましたので、一度ここで区切りたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

またまた差し入れを頂きました★

2022.07.25 | Category: 未分類

以前にきんぴらごぼうとお赤飯を頂いた、当センターの利用者様からまたまた差し入れを頂きました★

今度はなんと手作りスイーツです!

プリンです!

写真ではサイズが分かりにくいですが、直径20㎝近くはある巨大なプリンです。

いい卵を使って作って下さったそうで、卵の色がしっかり出ていました。

一口食べると、卵の風味がしっかり活きています。

口当たりもとっても滑らかで、しっかりと卵液を裏ごしされて手間をかけてらっしゃるんだろうなあ・・・。ということが伝わってきました。

利用者様は元々、料理がお好きなのだそうです。体が楽になったから、お料理がしやすくなったとうれしいお言葉を頂きました。

リハビリを通して利用者様の「すきなこと」「やりたいこと」を叶える一助となれるように、日々精進しようと気持ちを新たにすることができました。

ごちそうさまでした!差し入れありがとうございました★

だるまリハビリセンターでは身体面だけでなく、

利用者様の「やりたい!」「叶えたい!」という気持ちを大切にしています。

脳卒中後の後遺症でお困りの方は是非、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから!

地域の方に向けた内覧会を実施いたしました★

2022.07.14 | Category: お知らせ

先日の7月10日(日)に地域の方に向けた内覧会を実施いたしました。

沢山の方にご参加頂き、ありがとうございました!

少しでも地域の皆様にだるまリハビリセンターを知っていただけたら嬉しく思います。

内覧会では、当センターの紹介をさせて頂き、利用者様のリハビリ内容やリハビリの効果についての動画を見て頂きました。

また、簡単なバランステストや体操も行いました。

 

体操中のお写真です。

皆さん、とても楽しそうに体操を行ってくださいました。

体操後は、ふらつきが減ったとおっしゃて下さった方もいらっしゃいました。

是非、ご自宅でも体操を続けて頂き、皆様の健康のお役に立てればうれしく思います!

内覧会は終わりましたが、当センターの雰囲気やリハビリ室を見てみたい!と思ってくださっている方がいらっしゃいましたら、随時見学を受け付けておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

お問い合わせはこちらから!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

熱中症について

2022.07.01 | Category: 未分類

皆さんこんにちは!急に暑くなりましたね・・・。

連日30度越えの猛暑日・・・。

体調は崩されていませんか?

これだけ暑いと、心配になるのが熱中症です。自分でも気づかないうちに熱中症や脱水症になっていることもあります。

今日は、自分で簡単にできる熱中症のチェックと対応をお伝えしたいと思います。

その前に皆さん、熱中症は重症度によって対応が変わることはご存じでしたか?

 

熱中症の重症度は3つの段階に分類されます。

Ⅰ度  めまい、立ち眩み、筋肉のこむら返り ※現場で対応

Ⅱ度    頭痛、吐き気、倦怠感、虚脱感   ※医療機関で対応

Ⅲ度   意識障害、全身の痙攣、高い体温  ※入院適応 すぐに救急車を!

 

Ⅱ、Ⅲはすぐに医療機関に連絡をしてくださいね。

今日はあくまでⅠ度あるいはⅠ度の症状はないけれど、脱水気味かも?というときのお話です。

 

では、皆さん早速チェックしてみて下さい。隠れ熱中症のテストです。

①手のひらが冷たい

②舌が乾いている(乾燥して白っぽくなっていないか)

③皮膚をつまんで3秒以内に元に戻らない

⓸爪を押して白からピンクに戻るまで3秒以上がかかる

 

1つでも該当するものがあれば、脱水状態の可能性があります。すぐに水分補給を行いましょう。

水分は一度にたくさん飲んでも体内に吸収されません。のどが渇いていなくても200mlの水分を小まめに補給するようにしましょうね。

 

そして万が一、熱中症になってしまったときの応急対応は「FIRST」です

Fluid・・・水分補給

Ice・・・・冷やす(涼しい場所に移動し首・脇や大腿等の大きな血管を冷やす)

Rest・・・休む

Sign・・・様子を見る

Treatment・・・治療(医療機関へ)

 

熱中症は命にかかわるのもです。予防をしっかり行い、万が一熱中症になった際はFIRSTを思い出してください。

皆様の参考になれば幸いです。水分補給・睡眠・食事・適度な運動を心がけてなんとかこの夏を乗り切りましょうね!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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