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発達を促す遊び ~手指巧緻性編~

2023.04.03 | Category: 小児

こんにちは。早いもので4月になり、お子様の春休みも後半に差し掛かりましたね。

もうすぐ新学期です!

 

今日は以前ブログで紹介した、ペンホルダーを使った書字や定規の練習を行ったお子様のお話です。

就学に向けて、自宅でも手指の巧緻性を向上する遊びを実践して下さっています。

今日はその遊びの中から2つ、解説を交えて紹介したいと思います。

 

①サイコロ振り

それだけ?と思うかも知れませんが侮ることなかれ。

実はサイコロを振るのは、大変なことなのです。

まずは写真をご覧ください。

サイコロを手の中で振ろうと思うと、写真のように手のひらと指でドーム型の空間を作り、両手を合わせなければなりません。

これは、「手内筋」と呼ばれる手の中にある筋肉がしっかりと働いてくれないとできない動作です。

手の巧緻性が苦手なお子様は、このドームがうまく作れずに空間をつぶしてしまう、あるいは、指と指の間が空いてしまい、サイコロが飛び出してしまうことがあります。

こちらのお子様も最初は、サイコロを握ってしまい、うまく振れませんでした。

今では・・・。

なんと2つのサイコロを手の中で振ることができます!

サイコロを投げて、出た目の数を足して計算の練習もしているそうですよ。

 

②宝石屋さんごっこ

今度は、より細かい指の動きを遊びを通じて練習します。

こちらのお子様はかわいい物もおしゃれも大好き!

おもちゃの指輪をたくさん持っているとのことでしたので、指輪をお母さんのジュエリーボックスに入れてもらいました。

プラスチックのケースから指輪を取って・・・。

ジュエリーボックスへ。親指・人差し指で指輪をつまんだり、人差し指で押し込んだり・・・。

親指で指輪の傾きを調節したりと、指をいろいろな形で使ってもらうことができます。

ジュエリーボックスの指輪を入れるところが程よく硬く、抵抗感があることで、指先の力加減や力を入れる方向の良い練習になります。

指輪を全てボックスに収めた時のお子様の満足そうな顔がたまりません笑

お見せできないのが残念です。

 

指先の細かい練習は、うまく行かないとお子様もイライラしてしまうので、できるだけお子様の好きな要素・楽しい要素を取り入れて練習したいと思っています。

いかがでしたか?

今後も手指の巧緻性だけにとどまらず、自宅でできる発達を促す遊びを紹介できればと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

加藤でした★


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