- Blog記事一覧 -楽団の演奏会に向けて
今日は当施設をご利用いただいている利用者様のリハビリのお話と演奏会のお知らせをしたいと思います。
今回ご紹介させていただく利用者様は脳卒中を発症され、右片麻痺の症状があります。
楽団に所属されており、ピッコロという楽器をスムーズに吹けるようになりたいと当センターをご利用して下さっています。
5月5日に東京芸術劇場で演奏会があり、本番に向けて頑張ってらっしゃいます。
担当の佐藤によりますと、当施設でのリハビリ開始時はピッコロのキイを押さえにくそうにされている様子があったとのことでした。
演奏されている姿勢も、左のつま先を上げて、左の股関節を引き込んで姿勢を安定させているように見えます。(写真1参照)
背中も少し丸くなっていますね。
麻痺側である右の座面でうまく姿勢を支えられていないので、右手の指がスムーズに動かせていない状況でした。
写真1
(※写真の掲載にあたり、ご本人の許可を頂いております)
リハビリでは、まず右下肢の治療を行い、しっかりとした座位が取れることを目指したそうです。(写真1)
写真1
そして指をスムーズに動かすために、腕の動きの土台となる肩甲骨もとても重要です。
肩甲骨のほとんどは筋肉で支えられています。肩甲骨周りの筋肉もしっかりと働くように促通しています。(写真2)
写真2
そして、前腕や手関節・手指など末梢の動きも促通しています。(写真3)
写真3
そしてこちらがリハビリ後の演奏されているお写真です(上記の写真とは別日の写真です)
以前よりも右座骨でしっかりと支えて座っておられ、背筋もまっすぐです。
真っすぐ座ると、肩甲骨周囲筋も働きやすくなり、指先がスムーズに動かしやすくなります。
こちらがリハビリ前の演奏の動画です。音にご注目!
動画の7秒、14秒、20秒のあたりで指がスムーズに動かず、キイを押さえにくいので、音が引っかかっています。
次の動画がリハビリ後です。
リズムの乱れや音の割れもほとんどなく演奏されています。
指先の動きも滑らかですね。
ピッコロがスムーズに演奏できるようになったら、次はフルートに挑戦されるそうです!
楽しみですね!
ご利用者様も出演される演奏会のチラシです。
ご興味がある方は是非足を運んで見てください★
だるまリハビリセンターでは、利用者様の「やりたい!」という想い、希望を叶えることを大切にしています。
お困りのことがありましたら、是非ご相談ください。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました★
加藤でした。