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腰痛の話②

2022.01.30 | Category: 腰痛

皆さん、こんちには。いかがお過ごしでしょうか。

前回は「腰痛」についてお話させていただきました。

今回は「腰痛」の第二弾として、「なぜ、腰痛には体幹筋なのか?」を中心にお伝えしたいと思います。

腰痛の発生について、脊柱(背骨)の構造と合わせてお話させていただきます。

図1

脊柱は本来であれば図1のように緩やかなS字のカーブを描いています。腰痛をお持ちの方はこのカーブが崩れている場合が非常に多いです。

図2

図2は背骨の間の構造です。赤く塗られているところが椎間板です。椎間板は柔らかく弾力性に富んでおり、骨を衝撃から守るクッションの役割をしています。そして、赤い丸で囲われているところが椎間関節です。これは、骨の左右に一対ずつあり、骨と骨をつないでいる関節で関節包と呼ばれるもので覆われています。

 図3 図4

 

腰椎を屈曲、所謂「猫背」の姿勢が長くなると、図3のように椎間板が圧迫され、負担がかかります。ひどくなると、椎間板の中身が後方に飛び出し、「椎間板ヘルニア」となります。

逆に腰椎を伸展、所謂「反り腰」の姿勢が長く続くと図4のように椎間関節が圧迫されて椎間関節の関節包に負担がかかり、場合によっては炎症が起こります。

腰痛をお持ちの方は、どの姿勢で痛みが起こるか、ぜひ確認してみてください。

猫背でも反り腰でも腰痛の原因となりますので、図1のように適切な脊柱(背骨)のカーブを保った安定した姿勢を獲得することが重要になります。そこで登場するのが「体幹筋」です。

図5

図5は腹部の断面図です。図の中央にある灰色の部分が背骨になります。

脇腹の筋肉が3層になっているのが見えるでしょうか?

内側から順番に、腹横筋(ふくおうきん)内腹斜筋(ないふくしゃきん)外腹斜筋(がいふくしゃきん)です。

姿勢の安定には、脇腹のこの3つの筋と背骨のすぐ後ろにある多裂筋(たれつきん)がしっかりと働く必要があります。

特に腹横筋は体をグッと引き締めるコルセットの役割をしており、姿勢の安定に大きく貢献しています。そして多裂筋が働くことで、背筋が伸びて、図1の適切な脊柱のカーブとなります。

これらの筋肉が弱くなると、姿勢が悪くなり、上記の椎間板や椎間関節への負担が増えます。

また、無理に姿勢を保とうとして腸肋筋(ちょうろくきん)・最長筋(さいちょうきん)の二つを合わせた脊柱起立筋が過剰に働き、筋肉性の腰痛の原因となります。

腰痛は、普段の姿勢、ご自宅やよく過ごされている場所の環境、上記の筋肉のどこが弱いか、また過剰に働いている筋肉はどこかなど、様々なことを見ていく必要があります。腰痛の治療は痛みの原因やその方に合った運動の方法・負荷量、気を付けなければいけない動作など、とても個別性が強いものです。腰痛でお困りの方は是非、一度ご相談ください。

 

※以下の症状がある方は早めの受診をお勧めします※

・24時間以上強い痛みが起こり続けていて、どんな姿勢をとっても痛みが増強する

・下肢にもしびれや痛み、力の入りにくさなどの症状が出ている

・腰痛が起こってから排尿・排便の量が減り、頻度が多くなった

・腰痛に発熱や腹痛を伴っている

 

以上、腰痛についてのお話でした!


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