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学習支援 | 越谷リハビリ だるまリハビリセンターの記事一覧

就学前の支援 ~道具操作・定規で線を引こう!~

2022.12.08 | Category: 小児

前回、就学に向けて書字について支援させて頂いたお子様のお話です。

書字ともう一つ相談がありました。

それは「定規でうまく線が引けない」とのことでした。

幼稚園でも型取りの活動があるのですが、線がずれることが多いそうです。

早速、定規で線を引いていただきました。

写真を見て頂くと、鉛筆の先端が定規に向かっていません。

定規で引いた線です。

線を引いている間、定規に鉛筆の先端を当て続けることが出来ずに、線が波打ってしまいました。

定規を押さえる力が弱く、線の終わりになると定規がずれてしまい線が斜めになってしまいます。

線の終わりにつれて筆圧も弱くなっていますね。

 

では、練習開始!

まずは、介助者が定規を押さえ、お子様には鉛筆の先端を定規に当て続けながら、線を引く練習をしてもらいました。

何度か練習すると、まっすぐ線を引くことができるようになりました。

しかし、お子様に定規を持って線を引いてもらうと、定規を押さえる力が弱く定規がずれたり、逆に定規を押さえる力が強すぎて定規で鉛筆を押し上げたりする様子がみられました。

「定規を押さえるちょうどいい力加減がわからない・・・」とのことでした。

そこで使ったのが、こちら。

 

 

アッシュコンセプトさんが販売している「アーチルーラー」です。

その名の通り、アーチ状になっている定規です。

定規の真ん中を押すと・・・。

このようにアーチが伸びて定規がまっすぐになります。

まずは左手のみで、定規がまっすぐになる位の力で抑える練習を何度か行いました。

力が入っているときは、徐々に力を抜いて定規がアーチ状に戻る手前の力加減を探してもらいました。

指先の感覚で力加減を調整するのが少し苦手だったので、このように視覚からの情報で力加減を覚えてもらいました。

いざ、線引き!

まっすぐに線を引くことができました!

 

線は波打っておらず、筆圧も一定にできています。

「できた!」と周りの大人は拍手喝采(笑)

お子さんも喜んでいらっしゃいました。

 

今はアーチルーラーからの抵抗感とアーチルーラーがまっすぐかの視覚情報で力加減を調整されているので、

今後は徐々に普通定規に切り替えて、鉛筆から定規を押される力や紙との摩擦に対しての力加減のコントロールを練習していきたいと思っています。

 

小学校に入ると、定規・30㎝の竹定規・三角定規・コンパス・リコーダーなどなど、

たくさんの道具操作が必要になってきますよね(汗)

道具操作において、力加減のコントロールはとても重要です。

 

お困りのことがりましたら、是非お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

ここまで読んでいただき、ありがとうございました★

加藤でした。

就学前の書字支援について

2022.11.23 | Category: 小児

こんにちは。段々と寒い日が多くなりましたね。

11月も後半に差し掛かり、就学に向けて準備を進めていらっしゃるご家庭も多いと思います。

今回は、そんなお子様に書字について支援させて頂きましたので、そのお話をしたいと思います。

ご相談内容は、ひらがなの練習をしているけど指先の力が弱いのか、鉛筆の持ち方が気になるとのことです。

書字中の姿勢はよかったので、鉛筆の持ち方・書字中の指の動きに主に着目して評価を行いました。

早速、お子様に「の」を書いてもらいました。

鉛筆の持ち方ですが、親指・人差し指で作る「C字」が潰れています。

親指の根本で鉛筆を押さえているように見えます。

人差し指は第一関節が反っていますね。

(※右側に正しい持ち方の写真を提示しました。)

そこで、お子様が鉛筆を持ちやすく、書きやすくなる方法がないか、いろいろな物を試してみました。

まず、親指・人差し指・中指の「三指握り」がしやすいように「くもん」さんの三角鉛筆を試しました。

しかし、持ち方はあまり変わらず・・・。

ただ、ご本人は「人差し指がえんぴつにぴたっとするから力が入りやすい」とのことでした。

そこで、さらに持ちやすくなるように三角鉛筆+鉛筆ホルダーで試してみることにしました。

三角鉛筆+太めのペンホルダーです。

親指の位置がよくなり、三指握りに近い形になりましたね。

しかし、人差し指の反りがまだ気になります。

親指・人差し指に過剰に力が入っているようにも見えました。

こちらは、KUM®さんのSattler Gripを使用しています。

もう少し、人差し指を安定できないかと次に試したのが、トンボ鉛筆さんの「もちかたくん」です。

鉛筆の太さの関係で三角鉛筆にこの鉛筆ホルダーが入らなかったので、普通の鉛筆を使用しています。

幼稚園でもこのペンホルダーを使用して練習しているそうです。

一見、きれいな三指握りの持ち方をされていますが、いざ書字を行うと人差し指と親指の間で鉛筆がぐらぐらしていました。

手のひらの中の空間が大きくなり、鉛筆を安定させにくい印象です。

本人も「書きにくい・・・。」とのことでした。

やはり、ある程度しっかりと鉛筆を握っている感覚がした方が持ちやすい様子でした。

そこで最後に試したのが、三角鉛筆+「ダイソー」さんの鉛筆ホルダーです。

シリコン素材で指先がフィットしやすく、ペンホルダーには指の形に窪みがついており、指の位置を適切な場所にガイドしてくれます。

こちらを使用すると人差し指の第一関節の反りがなくなり、一番きれいな三指握りになりました。

指先にも適切な力が入っています。

書字の結果です。少し見にくいですが・・・。以下、書字中の指の動きの特徴です。

●左上の普通鉛筆は、「の」の書き始めが突き抜けています。書字中は鉛筆の先の細かい動きの調節が難しそうでした。

●左下の三角鉛筆は「の」の書き始めは突き抜けていませんが、まだまだ、指先の細かい動きと力加減の調整が不十分で、線がガタついています。

●ペンホルダー3つのうち、左下の「三角鉛筆+Sattler Gripのペンホルダー」は鉛筆はしっかり持てていましたが、書字中の人差し指が伸びる動きが不十分で「の」が平たくなりました。

●ペンホルダー3つのうち、一番上の「三角鉛筆+もちかたくん」は一見、きれいな「三指握り」で持てていましたが、書字中は鉛筆がぐらぐらするので徐々に指先に力が入り「の」を書くたびに段々と字が小さくなってしまいました。

●右下の「三角鉛筆+ダイソーさんのペンホルダー」は持ち方がきれいな「三指握り」になり書字中の指の動きもほとんど気になるところがありませんでした。

 

これらの結果から、書字を練習するときは「三角鉛筆+ダイソーさんのペンホルダー」を使用して頂くことになりました。

今後の練習の成果が楽しみです。

 

いかがでしたか?

鉛筆・ペンホルダーの形状を変えるだけでこんなにパフォーマンスが変わります。

 

今回、こちらのお子様には「三角鉛筆+ダイソーさんのペンホルダー」が合っていましたが、

他のお子様には別のペンホルダーや鉛筆が合うことも多々あります。

「これがいいので、これを使ってください」とみんな同じにするのではなく、それぞれのお子様に合うもの・方法を探すことが大切です。

「弘法筆を選ばず」なんて諺がありますが、

是非、使う物にはこだわってお子様にあったものを選んで頂きたいと思います。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

就学前には気になること、不安になることがたくさんあると思います。

ぜひ、お気軽にご相談くださいね。

お問い合わせはこちら

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

加藤でした

お子様の登下校中のお困り事について

2022.10.19 | Category: 小児

今日は、登下校中のお困りごとに対し、ご相談を受けた話をしたいと思います。

当センターのホームページ動画「立ったまま靴下をはくことができるようになった!」にご協力いただいたお子様です。

自閉症スペクトラム疑いと診断され、現在は普通小学校の支援学級に通ってらっしゃいます。

 

以前は多いと週に一回、登下校中に転ぶことがあったそうですが、最近はバランスや集中力も良くなり登下校中に転ぶことはなくなりました。

他にお困り事がないかお伺いしたところ、

「実は・・・。」とお話してくださいました。

なんでも、登下校中の手荷物に困っているそうです。

お子様は手に何か持つのがとにかく嫌いで、全ての荷物を無理やりランドセルに入れようとするそうです。

下校前にはランドセルに荷物がすべて入らなくて、帰りの準備が中々終わらず、クラス全体の帰りが遅くなることもあったそうです。

お子様ご本人に聞くと、「手提げを持ってると歩きにくくなるの。怒られるのもわかってるけど振り回しちゃうし。途中で置き忘れてくることもある。月曜日と金曜日は荷物も多いし、雨が降ってたら傘も持つからもう最悪」

とのことでした。なるほど・・・。

登校中の動画を見せて頂くと、ご自宅から集合場所に行くまでの間でも、荷物をぶんぶん振り回していました。

荷物を振り回すことで体も振られて、ふらふら歩いているように見えます。

 

そこでいろいろ調べて、ご紹介したのがこちら

「未来工房 結」さんが販売している「てぶラン」です。

ランドセルの補助バックで、写真のようにランドセルの側面に取り付けることができます。

ランドセルと「てぶらん」の中身です。この日は「てぶラン」に体操服を入れてらっしゃいました。

ランドセルには、上着・水筒・上履き袋、写真には写っていませんが、iPadも入っているそうです。

他社さんで、ランドセルの両側面に取り付けるタイプの補助バックがあったので、そちらも紹介しましたが、(荷物が偏ると重心が傾いてバランスの問題が出るのでは、と考えたので)

ご本人曰く、「オレ入れるところ多すぎても、どっちに何を入れたか忘れる問題があるから1つでいい」とのことで

こちらに落ち着きました。前より自己分析の精度があがってらっしゃって、成長を感じました!(^^)!

 

通われている小学校は、手荷物は学校指定の手提げ袋に入れる決まりがありましたが、

お子様の特性と登下校中の事情を担任の先生と校長先生に説明し、ランドセル補助バックを使用する許可をもらうことができました。

(ちなみに絵具セットや習字セットなどの大きい物は学校に置いて、筆やパレットなどの汚れ物のみをビニール袋に入れて持ち帰ることになりました)

 

しかし、今の小学生って本当に荷物多し、重いですね・・・。

お子様のランドセルを許可を頂いて背負わせてもらったら、あまりに重くて思わず「え?修行?」と聞いてしまいました。

「ほんとだよ・・・。」とため息交じりに答えて下さいました(笑)

「でも手荷物持たなくてよくなったし、ストレス減ったよ!お帰りの準備も早くできるようになった!」

と笑顔で教えてくれました。

 

きっと、大人が気づいていなくても、子供さんが困っている事は大きなものから小さなものまで、たくさんあると思います。

これからも、そんな困りごとを取り除くお手伝いができればいいなと思いました。

お困り事やご相談がありましたら、どうぞお気軽にご連絡ください★

お問い合わせはこちら

長い文章になりましたが、ここまでお読み頂きありがとうございました。

加藤でした

勉強の環境設定の工夫

2022.04.03 | Category: 小児

みなさん、こんにちは。4月になりました。お子様達は春休みの折り返しですね。

長期休みの保護者様の悩みと言えば、毎日のお昼ごはんのメニューと子供の宿題・勉強を如何にスムーズに終わらせるか……! あれ?我が家だけですかね?我が家の長期休みのお昼ご飯は、うどん、チャーハン、焼きそばの出現率がめちゃくちゃ上がります。「またこれ?」って顔をされますが、一応は何も言わずに食べてくれます・・・。

そしてもう一つのお悩み、お子様の宿題・勉強についてのお話です。普段、お子様は宿題や勉強をどこでされていますか?自室?リビング?低学年の間なんかは、リビングで宿題をされる機会も多いかと思います。リビング学習は保護者様の気配や生活音を感じながら、リラックスした状態で勉強ができるメリットがあります。しかし、下のお子様が遊んでいたり、リビングにあるおもちゃに視線が行ったりと、集中しにくいこともあるかと思います。

特に発達障害をお持ちのお子様は集中しにくい傾向にありますので、勉強をするための環境の設定は非常に重要になります。

そこで、今日紹介したいものがこちら!

据え置き型の卓上パーテーションです!すいません、正式な商品名を控えていませんでした・・・。#卓上パーテーション#リビング学習で検索して頂ければ、すぐに見つかると思います。お値段は安い物では1000円代から販売されています。

このように、空間を囲って気になるものが視界に入らないようにすることができます。不必要な情報を遮断することができますし、広い空間よりも狭い空間の方が集中力が上がるという研究もたくさん出ています。

 

全体の写真です。ペン入れ、クリップやポケット、プリントを入れておける透明なポケットがついています。この卓上パーテーションのポケットたち、とてもありがたい存在なんです。

発達障害のお子様でいざ勉強を始めると、とても気になることがあります。もちろん、よく言われる姿勢の悪さや落ち着きのなさなんかもありますが・・・。

それ以上に・・・。めちゃくちゃ机から物を落とす!!!!

鉛筆は言わずもがなですし、消しゴム・定規・赤青鉛筆なんかはすぐに行方不明になります。(たいてい、ノートの隙間や教科書の下から出てきます)せっかく勉強に集中してきても、鉛筆を拾うために勉強を中断、消しゴムを探して勉強を中断、定規がなくて勉強を中断、なんて場面がたびたびあります。あるお子様のお母様は、ノートに字を書いている時間よりも鉛筆や消しゴムを探している時間の方が長いかも。なんておっしゃっていました。

私たちは無意識に次に使いやすいように視界に入りつつ、机から落ちない場所に消しゴムを置きますが、このようなお子様方は何の気なしにポンと消しゴムをおいてどこに置いたか分からなくなります。

また、自分の身体と物の距離感がつかみにくいお子様もいらっしゃるので、筆箱にきちんと入れるように援助しても、結局は筆箱ごと床に落として筆箱の中身をぶちまけてしまうなんてこともしばしば。(よく身体をあちこちにぶつけるお子様に多いです)

しかし、この卓上パーテーションのペン入れに消しゴムや鉛筆、定規を入れておけば、物を落とす頻度がかなり減らせます。また、机にたくさん教科書やプリントを出していることも消しゴムや定規など勉強道具をなくす原因になりますので、クリップやポケットに教科書・プリントを挟めば、机にはノートだけになり物をなくすこともかなり減ります。

使った後はこのように小さく折りたたむことができます。A4より少し大きいぐらいです。

昔はこんな安くて便利な物はなかったので、板を切って、ヤスリをかけて、ニスを塗って、丁番をつけて・・・。と手作りしていました。板で作ったパーテーションは重量感がとてつもなかったです。

便利ないい時代になりましたね。

また何かご自宅で使えそうな便利な物を見つけましたら紹介したいと思います。

今回は卓上パーテーションのご紹介でした。お子様によって集中できる環境はそれぞれだと思います。我が家はこんな工夫をしています!なんてことがありましたら、是非教えてください★

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

加藤でした

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