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今日は、当センターを卒業された利用者さまのご報告をしたいと思います。
担当の佐藤によりますと、ご利用者様は頚椎症性脊髄症を発症され、
「左半身が動かしにくい」「右半身が痺れる」との訴えがありました。
日常生活は、介助でトイレに車いすで行くのがやっとで、ベッド上の座位でも恐怖心をお持ちでした。
本人の希望は、杖で屋内外で歩行ができるようになること、
歩くことができるようになってお孫さんの面倒を見たいと話されていたそうです。
【リハビリ開始時のご様子】
ご自分で立ち上がりが難しく、介助で車いすからベッドに移乗されていました。
目標を
①車いすレベルでのトイレ自立
↓
②キャスター付き歩行器で歩行自立
↓
③杖歩行の自立
と段階付けてリハビリを進めました。
そして・・・。
2年間のリハビリで歩行器歩行が自立となり、車いすを卒業されました!
2年5が月が経った現在では、近位見守りで4点杖・T字杖での歩行が可能となりました。
さらには、杖なしの独歩の練習も可能となりました。
歩行以外にも、今自宅でされていることとして、
・昼夜のトイレがキャスター付き歩行器使用で自立
・キャスター付き歩行器で洗濯物を運んで干す
・食事後の食器洗い
と、立位でご自分ができる家事をなさっています。
目標であった杖歩行を練習できるようになり、
この度、当センターを卒業なさいました。
本当にお疲れさまでした!
【担当セラピストよりコメント】
当センターに来た頃は足に力が入らず、立ち上がりもうまくできず
本人、ご家族様ともに困ってらっしゃいました。
ケアマネージャー・訪問リハビリのセラピスト・デイのスタッフの皆さんと連携を取り、日々の変化や目標を共有しながらリハビリをすることで、ご家庭での車いす生活を卒業するに至ることができました。大変嬉しく思います。
時折、「もう無理!」と弱音が出てしまうこともありましたが、それでも諦めずに一生懸命リハビリに取り組まれていた姿がとても印象的でした。
当センターでのリハビリだけでなく、日常の過ごし方・自主トレの進行状況など、ご家族・ご本人様が必死に取り組んでいた様子が大変懐かしく思います。
ご卒業おめでとうございます!
だるまリハビリセンターでは、利用様の「やりたい!」という想い・希望を叶えることを大切にしています。
お困りのことがありましたら、是非ご相談下さい。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
加藤でした。
今日は当施設をご利用いただいている利用者様のリハビリのお話と演奏会のお知らせをしたいと思います。
今回ご紹介させていただく利用者様は脳卒中を発症され、右片麻痺の症状があります。
楽団に所属されており、ピッコロという楽器をスムーズに吹けるようになりたいと当センターをご利用して下さっています。
5月5日に東京芸術劇場で演奏会があり、本番に向けて頑張ってらっしゃいます。
担当の佐藤によりますと、当施設でのリハビリ開始時はピッコロのキイを押さえにくそうにされている様子があったとのことでした。
演奏されている姿勢も、左のつま先を上げて、左の股関節を引き込んで姿勢を安定させているように見えます。(写真1参照)
背中も少し丸くなっていますね。
麻痺側である右の座面でうまく姿勢を支えられていないので、右手の指がスムーズに動かせていない状況でした。
写真1
(※写真の掲載にあたり、ご本人の許可を頂いております)
リハビリでは、まず右下肢の治療を行い、しっかりとした座位が取れることを目指したそうです。(写真1)
写真1
そして指をスムーズに動かすために、腕の動きの土台となる肩甲骨もとても重要です。
肩甲骨のほとんどは筋肉で支えられています。肩甲骨周りの筋肉もしっかりと働くように促通しています。(写真2)
写真2
そして、前腕や手関節・手指など末梢の動きも促通しています。(写真3)
写真3
そしてこちらがリハビリ後の演奏されているお写真です(上記の写真とは別日の写真です)
以前よりも右座骨でしっかりと支えて座っておられ、背筋もまっすぐです。
真っすぐ座ると、肩甲骨周囲筋も働きやすくなり、指先がスムーズに動かしやすくなります。
こちらがリハビリ前の演奏の動画です。音にご注目!
動画の7秒、14秒、20秒のあたりで指がスムーズに動かず、キイを押さえにくいので、音が引っかかっています。
次の動画がリハビリ後です。
リズムの乱れや音の割れもほとんどなく演奏されています。
指先の動きも滑らかですね。
ピッコロがスムーズに演奏できるようになったら、次はフルートに挑戦されるそうです!
楽しみですね!
ご利用者様も出演される演奏会のチラシです。
ご興味がある方は是非足を運んで見てください★
だるまリハビリセンターでは、利用者様の「やりたい!」という想い、希望を叶えることを大切にしています。
お困りのことがありましたら、是非ご相談ください。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました★
加藤でした。
みなさん、こんにちは。
早いものでもう4月後半です。だんだんと暑い日が増えてきましたね。
一日の中で気温差があるとどうしても自律神経が乱れがちになります。
体調を崩さないようにお体ご自愛くださいね。
GWの休業日のお知らせです。
4月29日、30日
5月3日、4日、5日、6日、7日
上記のお日にちはお休みとなります。
長い期間お休みとなり申し訳ありません。
今後もだるまリハビリセンターをよろしくお願い致します。
加藤でした
こんにちは。早いもので4月になり、お子様の春休みも後半に差し掛かりましたね。
もうすぐ新学期です!
今日は以前ブログで紹介した、ペンホルダーを使った書字や定規の練習を行ったお子様のお話です。
就学に向けて、自宅でも手指の巧緻性を向上する遊びを実践して下さっています。
今日はその遊びの中から2つ、解説を交えて紹介したいと思います。
①サイコロ振り
それだけ?と思うかも知れませんが侮ることなかれ。
実はサイコロを振るのは、大変なことなのです。
まずは写真をご覧ください。
サイコロを手の中で振ろうと思うと、写真のように手のひらと指でドーム型の空間を作り、両手を合わせなければなりません。
これは、「手内筋」と呼ばれる手の中にある筋肉がしっかりと働いてくれないとできない動作です。
手の巧緻性が苦手なお子様は、このドームがうまく作れずに空間をつぶしてしまう、あるいは、指と指の間が空いてしまい、サイコロが飛び出してしまうことがあります。
こちらのお子様も最初は、サイコロを握ってしまい、うまく振れませんでした。
今では・・・。
なんと2つのサイコロを手の中で振ることができます!
サイコロを投げて、出た目の数を足して計算の練習もしているそうですよ。
②宝石屋さんごっこ
今度は、より細かい指の動きを遊びを通じて練習します。
こちらのお子様はかわいい物もおしゃれも大好き!
おもちゃの指輪をたくさん持っているとのことでしたので、指輪をお母さんのジュエリーボックスに入れてもらいました。
プラスチックのケースから指輪を取って・・・。
ジュエリーボックスへ。親指・人差し指で指輪をつまんだり、人差し指で押し込んだり・・・。
親指で指輪の傾きを調節したりと、指をいろいろな形で使ってもらうことができます。
ジュエリーボックスの指輪を入れるところが程よく硬く、抵抗感があることで、指先の力加減や力を入れる方向の良い練習になります。
指輪を全てボックスに収めた時のお子様の満足そうな顔がたまりません笑
お見せできないのが残念です。
指先の細かい練習は、うまく行かないとお子様もイライラしてしまうので、できるだけお子様の好きな要素・楽しい要素を取り入れて練習したいと思っています。
いかがでしたか?
今後も手指の巧緻性だけにとどまらず、自宅でできる発達を促す遊びを紹介できればと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
加藤でした★
いつも当センターをご利用頂き、ありがとうございます。
近年の物価上昇により、光熱費や備品等が価格高騰となっております。
その為、大変心苦しい決断ではございますが、施術時間短縮の改定をさせて頂くことが決まりましたので、お知らせいたします。
令和5年4月1日より
【成人の施術時間】 120分→90分
【店舗オープン時間】 AM10時→AM9時
に変更させていただきます。
小児の施術に関しましては、施術時間に変更はありません。
急なお知らせで大変申し訳ございません。
大変心苦しい決断ではございますが、皆様に今までと同じく、より良い効果を感じて頂き、日々を快適に過ごして頂きたいと思いに変わりはございません。これからも日々精進して参りたいと思います。
今後ともだるまリハビリセンターをよろしくお願い致します。